楽ラップではどのタイミングで投資金額を引き上げるべき?増額のタイミングを見極める
最低投資金額は10万円の楽ラップですが、運用後の「増額」は1万円から1円単位ですることができます。
楽ラップに預けた資産が少し儲かってくると、「もっと預けたらもっと利益がとれるぞ!」という気持ちにもなってきますねw
でも、損をするのはいやなので、できればベストな投資タイミングを知りたい…
資産運用において投資金額を増やす判断は難しいですが、楽ラップの特性を踏まえて増額のベストタイミングを探ってみます!
増額するのは儲かっている時?損している時?
これは楽ラップに限らずですが、投資商品の状況というのは「儲かっている」「損している」のどちらかです。(プラスマイナス0の瞬間もありますがそれは一瞬です)
ではどちらのタイミングで投資金額を追加するべきなのでしょうか?
儲かっている時に増額した場合
実際に儲かっていると「もっと預けてもっと増やそう」という気持ちからそれほど増額に抵抗はない方が多いかもしれません。むしろどんどんいれてやろうかと思いますw
儲かっている時というのは基本的に相場が良いときなので、増額したぶん利益の金額も見込めます。例えば年利10%で運用できているとして、10万円楽ラップに預けていれば年間の利益は1万円ですが、10万円追加して20万円で運用すると年間の利益は2万円になります。(あたりまえですがw)
このように「いけいけどんどん」的に乗っかって利益を増やすこともできる反面、儲かっている時に増額をしたデメリットとしては、相場の調子がいい時というのは悪い時との差が大きい状態状態ということですから、将来景気が悪くなり運用が悪化した時に受けるダメージも大きくなることになります。
ですので、市場をみながら、なぜ調子がいいのかを確認して増額するか確認するべきでしょう。
損している時に増額した場合
損をしている時に追加でその商品に投資をするのは気の進むことではないですよね。むしろ早く解約してしまいたくなると思います。
しかし、こういう損をしている場合は増額ではなく新たに買いたすと考え直してみましょう。
株で考えてもいいですが、まったく新たに何かに投資しようと思ったら、その商品がなるべく安い時に買いたいと思うはずです。
最初に預けた10万円が最近損をしているとすれば、それは「安い水準」すなわちお買い得なタイミングであるとも言えるわけです。
投資を長期で考えた場合、安い水準にあるものは買っておくに越したことはありません。「安い時に買って高い時に売る」は投資の究極の理想ですからね。
楽ラップでの投資が長期の人は損をしている時に買い足し、短期の人は儲かっている時に買い足しがオススメ
儲かっている時と損している時、それぞれでの増額の特徴を述べましたが、どちらにも一長一短ありそうですね。
ただそれぞれの特徴を考えると投資の期間が「長期」か「短期」かによってそれぞれの特徴を生かすことができます。
楽ラップでの資産運用をある程度長期(10年以上)で考えている場合は、最終的に利益が出ている前提で考えて、その利益を大きくするために「安いとき」つまり損をしているタイミングで買い増しするべきです。
投資は長期になればなるほど最終的には利益が出ている確率が高くなるため、目先の損はチャンスと考えてどんどん追加投資をするべきです。
一方、楽ラップでの投資を短期(2~3年程度以内)」で考えている場合は、儲かっている時に追加投資をして利益を増やし、下がり始めた時に解約してしまってもいいかもしれません。
相場は上がり下がりを繰り返して徐々に上がっていくものなので、長く持っていられない資金であれば、次に下がるタイミングが来る前に利益を大きくして予定より早くてもある程度儲かったら「逃げて」しまうのも方法の一つだからです。
そもそも投資期間なんて考えてもない人の追加投資タイミング
楽ラップの増額が長期投資か短期投資かによってタイミングを変えれば良いとしても、そもそも明確に投資期間を決めずに運用している人も多いはずです。私もそうですw
そんな場合にオススメの増額方法は、状況に関わらず増額のタイミングと金額を決めておくというものです。
例えば、6月と12月にボーナスが入るのであればそれぞれの月に「ボーナスのうち10万円は楽ラップ」と決めておくのです。
あるいは毎月給料のうち1万円で楽ラップを買い増し続けるとかですね。(そうなると積立と一緒ですがw)
期間と金額を決めておいて価格に関わらず買い続けるという方法は投資の世界では「ドルコスト平均法」といって基本中の基本とされている手法です。
例えば同じ株を買う場合、同じ金額で投資することで価格が高い時には少しの数しか買えないし、価格が安い時にはたくさん買っておくという仕組みが働くので常にお得な買い方ができます。
儲かっている時も損をしている時も同じ金額を買い続けることで「買ってからすぐ下がった」「買わなかったら上がった」ということもなくなり、リスクを最小限に抑えられるのです。
一定の間隔で余裕資金が用意できる状況の人であればこの「ドルコスト平均法」を生かしてタイミングと金額を一定に決めておくという増額方法をオススメします!
楽ラップに資産を追加する方法
増額をするとして、どのような手順で楽ラップの金額を増やすことができるでしょうか?
実際の画面のキャプチャを元にご紹介しますね。
増額の操作自体は非常に簡単です。
- ログイン後の楽ラップのトップ画面から右上の「増額・減額申込」ボタンをクリック
- 増額金額(10,000円以上)を入力
- 「同意して確認」を押す(「契約締結前交付書面」を閲覧しないと確認ボタンは押せません)
これだけですw
注意点としては楽天証券の口座に入力した資金が入っていないと申込はできません(当たり前ですが)ので、もし入金が必要であれば同じ画面に入金ボタンもありますのでここから入金することができます。
タイミングは人によるけど増額はした方が良い
人によって金額や時期には差があるかもしれませんが、最終的には増額はした方が良いです。
というのも、資産運用というのは利益額ではなく「利回り」つまり年に何%資産を増やせているかでその成果を測るものです。
いつまでも最低金額の10万円でやっていたとして、利回りが10%あっても年間で得られる利益は1万円です。
増額を続けてこれが100万円になれば同じ運用利回りで年間に10万円も利益が出ることになるのです。
リスクを少なく大きく儲けるためには、大きな投資額が必要なので、貯金のように考えて徐々に楽ラップ資産額は増やしていくことを理想としましょう!
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