THEO(テオ)の運用実績の口コミは大暴落があった2018年12月前後で平均損益率が違うので要注意
2016年12月にロボアドバイザーによるラップサービスである「THEO」が日本ではじめて運用を開始して約3年が経ちました。
ロボアドのパイオニア「THEO」ですが、肝心の運用実績ですが、以前2018年8月に私がネット上にあるTHEO(テオ) の運用実績を公開している口コミを25件まとめたところ、10ヶ月以上運用すると平均損益率は7.8%と上々の運用実績となっていました。
しかし、2018年12月。世界的な株価の暴落があった2018年12月のまさかの大暴落が…
私も2018年6月から積立運用をしていたのですが、このような結果に…
大暴落後は徐々に回復の兆しがあるものの、やっぱり損をしている…
この大暴落は私だけなのか?
また他のロボアドサービスと比較するとTHEO(テオ) だけなのか?
そこで、2018年12月以降で公開している口コミはどのような結果になっているのか?運用実績を公開している口コミをまとめてみることにしました。
ちなみに、私は楽ラップ・ウェルスナビ・THEO(テオ) と運用しているのですが、
ウェルスナビの本当の評判は?2018年12月以降の口コミからわかる平均損益の記事をご覧いただければわかる通りウェルスナビは-7.04%に…
しかし、楽ラップは私が運用実績をこちらにまとめていますが、半年で8%の利率を達成し、1年では11.18%を記録し、2年で13%の利益を達成しました!大暴落があった2018年12月以降も資産は減少しましたが、まだまだプラスをキープできている状態です。
もちろん運用開始時期や投資方法が異なるため、一概に全員がそうであるとはいえませんが、投資先商品的にも、リスクの低い運用をしているのが楽ラップともいえそうですね。
2018年12月以降のTHEO(テオ) の運用実績はどのようになっているのか?また大暴落した時の対処方法についてもこちらの記事でまとめているのでご紹介していきます。
THEO(テオ) 口コミワードは2年で20倍以上に増加しており注目度が高いことがわかる
2018年8月現在、Google検索では下記のような状況です。
- 「THEO 口コミ」でヒットする数:239,000件
2018年8月にもおなじキーワードでの状況を確認しましたが、口コミというワードは2倍以上に増加していました。
この記事は一番最初2017年に公開したのですが、その時から比べると「THEO 口コミ」ワードは20倍以上の検索ボリュームに膨れ上がっており、THEO(テオ) 注目度が年々上がっていることがわかります。
このうち2018年12月以降のTHEO(テオ) の運用実績数値を公開している口コミだけを抽出してみることにします。
2018年12月以降のTHEO(テオ)の運用実績を公開している口コミをみるとすべて損をしているという結果に
2018年12月以降の運用実績を公開している口コミは私を含めて7件あり、平均損益率は-1.57%という結果になりました。
分母はやや少ないですが、引き続き口コミを集めてこの数値はアップデートさせていこうと思います。
実際に7件の口コミを一覧化してみましたので、ご覧ください。
サイト名 | 開始日 | 運用期間 | トータル損益 |
Parallel Road | 2018/5 | 8ヶ月 | -8.3% |
30代運用男子 | 2018/6 | 7ヶ月 | -7.9% |
20代が個人で資産運用してみるブログ | 2017/4 | 23ヶ月 | -0.3% |
ためトク | 2017/5 | 20ヶ月 | -3.2% |
けだまのF.I.R.Eへの道 | 2016/3 | 36ヶ月 | 9.5% |
It's never too late | 2018/4 | 9ヶ月 | -3.0% |
私 | 2018/6 | 9ヶ月 | -0.8% |
大暴落前である2018年8月に調べた時は25件の口コミでは平均損益率7.8%でしたが、2018年12月以降を集計すると-1.57%と全く違う運用実績の結果になりました。
この結果をみてもわかる通り、2018年12月以前の運用実績を掲載した口コミは全く意味がないものといえますね。
その理由は、冒頭でも話をした通り世界的な株価の大暴落にありました。
THEO(テオ) の運用実績の口コミを参考にする際は2018年12月以降のものをみるべきである理由
実際に運用されている実績をネットで調べて参考にするのは非常に重要ですが、マーケットというのはその時々で状況が違うため、その実績がいつのものなのかに注意する必要があります。
最近でいうと、2018年の12月は「株価大暴落」が起きたタイミングなのでどこのロボアドかにかかわらず、投資していた人はほとんど損を出しています。
ロボアドごとの実績を比べる上ではこのタイミングを「含んでいるもの」と「含んでいないもの」を比べるとかなり差が出てしまいますので統一して比較するといいでしょう。
ここからはすでにTHEO(テオ) で投資をしている人向けになりますが、損をしたからと行ってやってはいけない2つのことがあります。
こちらは本当にもったいないことでもあるので気をつけるようにしましょう。
THEO(テオ) で損をした時にしてはいけないこと
どのサービスを選んだとしても、このように暴落のタイミングというのは避けられません。
そんな時はどうしたらいいのか迷う人も多いことでしょう。 しかし、よくありがちな「損をしている時にしてはいけないこと」があります。
解約
想定していない損をしてしまった時に、特に初心者の人に多いのは「解約」をしてしまうことです。
トータルで利益を出すために、損をはじめてした時に解約(投資からの退場)をすることは利益に転換する可能性をまったくなくすことになります。
投資の鉄則は損をしようが利益を出そうが「決して退場しないこと」です。
特に長期で投資をしようと思っている場合は下がっているということは「安くなっている」ということなのでむしろ追加で買うことを検討したほうがいいでしょう。
リスク許容度を下げる
どのロボアドにも(名称はそれぞれちがいますが)「リスク許容度」の設定があります。
「高リスク高リターン」「低リスク低リターン」など、どのような方針で資産運用をするかの設定ですが、これは損をした後にリスクを下げる設定に変更することもよくありません。
基本的に高リスク(株式)で起きた損失のレベルは高リスク(株式)でしか取り返すことができません。 むしろ損をした時に「低リスク」に設定されている人にとっては「高リスク」に変更するチャンスであるともいえます。
長期で運用することで損をしにくい投資を心がける
「大暴落」も含めて、いろいろな状況を乗り越えた、「長期」で運用を行っているロボアドの実績の方が信頼度は高いといえます。
たとえば、先ほどの2018年の12月以降の実績の中でも唯一プラスになっているのは運用期間が36ヶ月と非常に長く運用しているものです。
逆に言うと、長期で運用していればこのような「大暴落」が途中であったとしてもトータルでプラスに出来ているということですね。
運用期間が短い実績をみても「たまたま」である可能性が高いので、より長期で運用している実績のほうが信頼度は高いといえます。
このサイトでは「楽ラップ」の運用も2年以上行なっており、相場が良い時も悪い時も乗り越えていますが、2018年12月末に確認した楽ラップの運用実績は、楽ラップも大暴落を受けて運用実績は下がりましたが、それでもまだ+2.4%なので銀行に預けていたよりよっぽどましです。
投資先商品的にリスクが低いので楽ラップの特徴でもあるので、ミドルリスクミドルリターンを希望の方は、まずは楽ラップの無料診断をしてみてはいかがでしょうか?
長期で運用している実績を参考にして、自分も長期での資産運用を行うことを心がけましょう!
THEO(テオ) の競合サービスであるウェルスナビと楽ラップの運用実績についても下記ページでまとめているので、比較したい方は是非ご覧ください。
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