300万円あるけど何に投資すればいいのという人向けの目的別にみる投資方法を紹介
手元にお金はあるけど、どれに投資をすればいいかわからないという人も多いでしょう。
Twitterでフォロワーさんにアンケートしてみた結果、このような結果となったため、やはり関心は高いようですね。
#楽ラップ いいよ #ロボアド もいいよ
— 楽ラップドットコム (@rakuwrap) 2019年6月19日
というブログから、投資全般になってきた自分のブログ
次に書く記事はどちらが良さそうですかね?
しかし、お金はあるとはいえ、人によって投資に求めるものも異なるため、一概には言えないのが難しいところです。
そこでこのページでは、投資に使える費用を300万円と設定し、投資の目的別にどういう銘柄をどのように購入すれば良いかということについてご紹介します。
損はしたくないけど、銀行に預けておくくらいなら投資したいタイプ
いわゆる「元本重視」タイプの人です。
投資をする以上は「元本保証」という商品は基本的にはありませんが、限りなく元本が減るリスクを抑えた投資は可能ですので、そちらをご紹介します。
iDeCoで年金を作る
サラリーマンや自営業など収入のある人であれば、個人型確定拠出年金「iDeCo」で毎月年金を積み立てるのがオススメです。
iDecoとメリットと具体的な投資方法はこのようになります。
iDeCoのメリット
iDeCoでは、年金を指定した投資信託で運用するため損をする可能性もありますが、運用する商品には「定期預金」という選択肢もあるため、元本を減らさずに年金の積み立てもできますよ。
また、iDeCo最大のメリットである「所得控除」で、掛けた金額は全額を所得から控除できるため、非常に大きな節税が可能です。
サラリーマンでのこの効果はばかにはならず、もちろん人によりますが年間で4-5万円くらいは税金を支払わなくてもいいんですね!
さらに、年末調整でも年収500万円程度なら年間で6万円くらい戻ってくるというプチボーナスもゲットできます。
- 所得税を控除できる
- 年末調整でプチボーボーナスをゲットできる
- 定期預金を選択すれば元本は減らない
- 投資信託をうまく選べば年利3-6%くらいは資産を増やすことができる
といいことづくめなんですね!
月々の掛け金には上限があるため、手元にあるお金で一気に加入することはできませんが、手元にあるお金から毎月iDeCoに回していけば入ってくるお金をやりくりせずに年金を作っていけます。
旦那さんが働いている主婦の人は、所得控除を受けるために収入のある旦那さん名義で加入がオススメです。
iDeCoをはじめるタイミングは?何を買えばいいの?
まずはじめるタイミングですが、iDeCoは開始するのが早ければ早いほど節税できる期間が長くなるのでお得です。今から始めましょうw
iDeCoしらないという人はこちらをよみましょう!
また、毎月拠出するのが難しいと感じたら金額を下げたり、中断することもできますので収入のある人ならば少しでも早く始めるのがオススメです。
ちなみに、
金額の変更は1年間に1回しかできない
サラリーマンの場合、投資上限額は2.3万円まで
60才まで引き出すことができない
というデメリットもありますが、300万円投資できる種銭がある人は問題ないと思います。
投資益に興味がなくiDeCoのメリットだけを享受したい方は、iDeCoで「定期預金」を選びましょう。これだと投資するタイミングも気にする必要がなく簡単ですよ!
余っているポイントで投資
買い物で貯まる「ポイント」が余っているのであれば、それを投資商品に変えてしまうことが出来ます。
楽天証券であれば楽天ポイントを、ネオモバイル証券であればTポイントをそれぞれ投資信託や株式といった投資商品の買い付けに使えるので、ポイントをもらうたびにこういった投資商品に回していけば少なくとも現金は使わずに投資をすることが可能なんですね!
ポイントなのであまり大きな額はできないと思いますが、投資の練習にもピッタリです。
では、どの銘柄を購入すればいいのか?
投資初心者であればあまり値動きが激しくなく、タイミングを考えなくてもよい「日本の不動産」に投資しているタイプの投資信託がオススメです。
「J-REIT(ジェイリート)」と呼ばれるもので、手数料(信託報酬)も安いので始めてみるには適しています。
中でも手数料の低いものだと下記の商品がオススメです。
- 三井住友・DC日本リートインデックスファンド:手数料0.27%(年間)
- たわらノーロード 国内リート:手数料0.27%(年間)
- ニッセイJリートインデックスファンド:手数料0.27%(年間)
まずは、これで投資をはじめてみてください。
面白い、値動きが少なくて刺激が足りない、もう少しだけ値動きを楽しみたいなどの感情が出てくる人もいるでしょうw
そういう方には、年間3%の投資利益を目指すミドルリスクミドルリターンの投資がおすすめです。
年間3%の利益を目指して投資をしたいタイプ
いわゆる「中リスク中リターン」で、せっかく投資をするならそれなりのリターンを求める人であれば、投資の世界では上出来といわれる「年間3%」という利回りを目指したいところです。
銀行に預けておくと利息は良い銀行でも「0.1%」程度なので、少なくとも30倍以上の利益を出すことになります。
実際に「3%」以上の実績のある投資信託を買う
投資において未来のことはわかりませんが、過去の実績は見ることが出来ます。
これまでに「年間3%」を実現している商品を購入すればこれまで同様のパフォーマンスを出してくれるだけで目標を実現することができます。
各証券会社で投資信託の人気ランキングとリターンの実績を見れば「売れていて実績もある商品」を選ぶことが出来ます。
たとえばこちらは楽天証券の人気ランキングです。
1位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は3.31%の実績を出しているので、300万円買っていれば99,300円(税別)の利益が出ていたことになりますね!
ただ、注意点を一つ。
上記は「一括で購入」した場合の想定ですが、投資の基本は「分散投資」です。
例えば仮の話で説明しますが、「任天堂が好きだから任天堂一択!」と全資産ツッコムとします。世界的な大恐慌が起きて任天堂が潰れてしまった場合、あなたの資産は0円になりますよね。
これが、Amazon150万円、任天堂150万円かけて入れば、任天堂が潰れても150万円の損失で済みますよね。また、任天堂が潰れてもAmazonが倍になれば、あなたの資産は変わりません。
ですので、分散投資が必要という訳です。
投資信託自体が複数銘分の株の詰め合わせ商品であるため分散投資はできていますが、一気に購入すると「時間の分散」ができていません。
時間の分散とは、300万円一気に買うのではなく、例えば1年かけて毎月「25万円ずつ」買っていくということです。
例えば、任天堂の株を株価100円で300万円分購入し、翌月80円になれば2割の損をしますよね?株の値動きは誰にもわからないので、毎月決まった額を購入し続ければ、株価が100円の時も、80円の時も、120円の時も購入していることになるので、これまたリスクを分散できる訳です。
企業の株価というのは長期でみれば基本的に右肩上がりになっているので、こうしてリスクを分散しておけば、購入するタイミングを間違えたというような失敗を防ぐことが出来るということです!
3%以上の「配当金」の出る株式を買う
株式を保有していると「配当金」といって、利息のようなものがもらえます。(配当金の出ない銘柄もあり)
これはその企業が稼いだ利益を株主に還元しているものであり、株価の値上がりを狙うのとは別にこの配当金を重視した投資もあります。
株価が多少下落したとしても、配当金は半年や1年に1回入ってくるので、それでカバーすることも考えられます。
あわよくば配当金ももらいながら株価も上がってダブルで利益を稼ぐこともありえます。
高配当で人気の銘柄だと、
- キヤノン:約5.0%
- 三井物産:約4.5%
- ホンダ:約4.0%
といったところが人気上位ランキングの常連です。
これらに分散投資をしたとすると、平均で利回りが「4.5%程度」となるので、300万円あれば年間で135,000円の配当金が入ってくる計算になりますよ!
この3つのどれかを買うよりも、分散して保有することでリスクをヘッジすることが出来ます。
株価が変動するので一概に株数は言えませんが、どの株も50万円以下で購入できる水準なので、100万円くらいずつ均等に保有すれば平均の配当利回りは4.5%となりますよ!
ハイリスクハイリターンでいいので利益を追求したい!タイプ
投資においては利益を追求して、大儲けを狙いたい!という人であればもっとリスクを取った投資が可能です。
「儲ける」という観点では仮想通貨やFXなどの選択肢もありますが、あくまでも本質的な「投資」という選択肢の中でお話しします。
外国株式を買ってみる
「高リスク高リターン」というとギャンブル的な感覚がしますが、実績でいうと国内の株式よりも海外の株式のほうが圧倒的にパフォーマンスが良いのが事実です。
グーグルやアマゾンなど、世界をけん引する有名企業に投資できるというのも魅力ですが、外国株式の場合は株価のほかに「為替」による利益も見込めるのが魅力です。
例えば株価が変わらないとしても、為替が「円安」になれば日本円で見たときに、ドルの価値が上がって結果的にその資産は増えますので、株価と為替、両方による利益を得ることが期待できるのです。
上がったり下がったり、値動きの激しい銘柄は購入するタイミングが非常に難しいので、株価が右肩上がりで上がり続けているような銘柄を狙うのがオススメです。
具体的には
- VISA
- コカ・コーラ
あたりが10年レベルで上がり続けている銘柄の代表です。
こういった値動きであれば一括で購入してもリスクは比較的低くなるでしょう。
信用取引で資産以上の取引をする
これはかなり、玄人向けになるので、あまりおすすめはしませんが、こういう方法もあるということでご紹介します。
国内株式のほうが分かりやすくてよいということであれば「信用取引」を活用することで利益の幅を大きくすることもできます。
信用取引とは持っている資金の約3倍、つまり300万円があれば900万円の取引ができる仕組みです。
持っている株の株価が5%上がったとすると、300万円の場合は15万円の利益ですが、信用取引を利用して900万円分株を買っていれば利益は45万円ということになります。
もちろん、株価が下がってしまったときは損失も3倍になるので注意が必要です。
信用取引は短期での値動きで利益を取りに行くのが基本のスタンスなので、毎回いろいろな銘柄に手を出すよりも、まず自分が動向がわかる業界や好きな業界の株を追い続けることがオススメです。
自分がその会社のニュースに敏感になれる銘柄であるということは、その会社の株価にも敏感になれるということです。
リスクをコントロールして自分に合った投資を見つけよう
以上で紹介した以外にも、投資と一口に言っても無限に方法はあります。
ただ一つ言えるのは「投資=高リスク」ということではなく、節税を目的とするものや長期の資産運用として安定的に増やしていくもの、短期で値上がりを狙うものまで様々なものがあるので、自分の目的に合った投資方法や投資先がきっとあるはずです。
是非いろいろな投資サービスを試してみて自分に合うものを見つけてみてください。
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