楽天証券は外国株式を買うのに適した証券会社なのか
一度投資すると「もう日本株は買えなくなる」という人もいるほど魅力的な「外国株式」 専門で取引している投資家もいますが、初心者にとっては少し難しい印象がありますよね!
この外国株式の取引を検討したときにも、当然ネット証券はどこが良いのか?という課題にぶち当たります。
ここでは楽天証券を軸に、そのサービス内容と他社と比べてお得なのかを中心に徹底検証していきます!
外国株式は日本株式と同様に簡単に取引ができる
株式投資をしていると少なからず、普段の生活の中で「この会社儲かってそうだな、株価はどうかな?」などと考えてしまうことはあるかと思います。
そんな中で例えば、「Googleってスゴイな、絶対今後ものびるだろ」とか、「Facebookを見ていると広告がかなり出ているから、相当広告収入があるんじゃないかな」とか、海外(特にアメリカ)の企業の成長性を感じることは多いと思います。
そこで、「アメリカの企業だから株は買えないなぁ」と諦めるのは非常にもったいないです!いまやアメリカや中国の株は国内株とほぼ変わらないくらい簡単に買うことができるからです。
海外の株式を買うことができるようになれば一気に投資の幅が広がりますね!
外国株式と聞くとすこし「うっ!」と思うかもしれませんが、日本の株と同様に海外会社の株を購入できるのが外国株式と覚えておきましょう!
外国株式の注意点も理解しておく
「海外の」というとそれだけで身構えてしまう人もいるかもしれませんが、日本の企業の株と海外の企業の株を買ったときの違いは主に1点だけです。
それが「為替」です。
日本の株を持っている場合であれば「株価」だけを見ておけば上がった(儲かった)か下がった(損した)かはわかりやすいです。
しかし、海外の株式の場合は外貨建てになるためこの「株価」に加えて「為替」によっても資産は変動するのです。
例えば、「株価」が上がっていても「為替」が下がっている(=円高)場合は、日本円に直した時の株価は目減りしてしまうので、思った以上に資産が上がらない、あるいは、下がっていたりすることがあります。
もちろん、逆に「株価」が上がって「為替」も上がった(円安)場合はダブルで資産が上がるためぐーんと利益を出すこともできます。
メリットとしてもデメリットとしても働くこの「為替」が外国株式を持つ上での注意点であり魅力でもあるのですね!
また、意外と海外の株は「高い」というイメージがあるかもしれませんが、逆で日本の10分の1くらいの資金で買える銘柄がたくさんあるので少額投資したい場合もオススメだったりまします。
外国株式の手数料は数百円から取引可能!実質最安はどこの証券会社?
外国株式の手数料は国内株式に比べて多少高くはなってしまいますが、それでも数百円程度です。 具体的に私がよく利用している楽天証券の手数料はこんな感じ。
- 最低5ドル〜
- 手数料は取引金額の0.45%
- 最高20ドルまで
この手数料って安いの?高いの?という疑問があると思いますが、 ネット証券のSBI証券・マネックス証券とまったく同じ手数料となっています。
つまり手数料ではどの証券会社を選んでも一緒ということですね。
では、実際とれくらい手数料がかかるのかというと、たとえば、30万円程度外国の株式を買おうとすると30万円×0.45%=1350円程度が手数料としてかかってきます。 ※実際には米国株であれば「ドル」での計算となるので微妙に異なりますが、あくまでも金額のイメージです。
ポイントが付くため実質最安!
SBI証券・マネックス証券と比べると手数料は同じなのですが、 楽天証券は楽天グループならではの「ポイントバック」があるので、手数料の1%が楽天ポイントとして戻ってきます。
つまり実質は1%分楽天証券の手数料が安いということになるので、外国株式を実施する際の証券会社を手数料で比較すると楽天証券を選択すればよいということになります!
結局、取り扱い銘柄はどこの証券会社でも「だいたい同じ」
次に取り扱い銘柄ですが、国内株式であればどの証券会社でもすべての株が買えますが、外国株式となると証券会社によって取り扱いが異なります。
もちろんメジャーな銘柄(GoogleやAppleなど)であればどの会社でも取引が可能ですが、もしちょっとマイナーな株を検討している場合は事前にその銘柄の取り扱いがあるかはサイトでチェックしましょう。
ただ銘柄が特に決まっていない場合は、各社米国株だけで1,000銘柄以上は揃えているため、よっぽどニッチな銘柄に投資しない限りはだいたいあります。
基本的には銘柄があるかどうかで証券会社によって差を見つけるのは難しそうですね。
SBI証券のほうがレアな株は多い
米国株や中国株ではあまり差がありませんが、SBI証券のほうが取り扱い銘柄は若干多く、特殊な銘柄も扱っています。
楽天証券が米国・中国以外はインドネシアやタイなどの「アセアン株」の取り扱いがあるのに対し、SBI証券は「ロシア株」や「韓国株」といった銘柄も揃っています。
初心者にとっては「誰が買うんだ?」という感じですが、かなりマニアックなファンからは評価されているポイントですね。
【まとめ】外国株のサービスにはあまり差がないので情報力で証券会社を選ぼう!
結論、現段階では海外株式のサービスで大きく有利な証券会社というのはないということになります。
手数料だと楽天証券が若干有利、取り扱い銘柄だとSBI証券が若干有利ですが、あまり外国株式の内容だけにとらわれずに他の要素で選ぶほうがメリットが多いでしょう。
「他の要素」というのが他でもない「情報力」です。
外国株式というのは日本株と違ってなかなか情報を得られにくくなってしまうしまうため、自分が持っていたり検討している銘柄やアメリカ市場そのものの情報を取りこぼしがちになってしまいます。
そういった点でいうと、投資初心者の人であれば楽天証券の「トウシル」がオススメです。
トウシルというのは楽天証券が運営するメディアのことで、オリジナルのニュースなどが毎日続々と配信されているのですが、初心者でも分かりやすく解説をしているコンテンツが充実しています。
メルマガやSNSでも配信しているためメールやタイムラインで最新ニュースをチェックすることも出来ます。
逆に、SBI証券の場合はこういった分かりやすいコンテンツは少ないですが、専門家によるガッツリしたレポートが充実しているので、投資情報に精通している人であればこちらのほうが読み応えがあってためになると感じるかもしれません。
結論、外国株式で証券会社を選ぶなら ・カンタン派の投資初心者は楽天証券 ・しっかり派の投資経験者はSBI証券 がオススメです!
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