楽天証券でideco(イデコ)をはじめる際のおすすめ商品の選び方と配分を年代別に紹介
多くのFPが投資初心者に最初におすすめする投資手法が、ideco(イデコ)です。
私もideco(イデコ)に対して想いがあり、このようなつぶやきを繰り返しています。
イデコは節税効果というから伝わりにくいのかな?
— 楽ラップドットコム (@rakuwrap) November 13, 2019
・毎年ディズニーランド旅行がタダでいける!
・毎年グアム旅行がタダでいける!
・毎年叙々苑4回分くらいタダで食べられる!
くらい身近に置き換えると殺到しそう🙃#401k #ideco #個人型確定拠出年金
ideco(イデコ)をはじめるまでの流れは大きく分けて3つです。
- ideco(イデコ)を始める証券会社を決める
- ideco(イデコ)で運用する商品を決める
- ideco(イデコ)運用する商品の割合を決める
この3つだできて初めてideco(イデコ)が運用できるようになります。
証券会社については、さまざまな証券会社で、ideco(イデコ)に加入することができますが、楽天証券は手数料が無料で、選べる商品も厳選されており、口座開設が簡単という特徴があります。
証券会社はすんなり決めたとしても、次に立ちはだかるのが「商品選び」です。
ideco(イデコ)はNISAのような制度の名前であり、自分で「何を運用するか」という投資商品と割合を選ぶ必要があります。
このページではそんな方にideco(イデコ)での運用商品は何を選べばいいのかを、現役FPである私が30,40,50代向けにそれぞれ紹介していきます!
ideco(イデコ)の運用商品は後からでも変更できるので、迷ったら一旦この通りに選んでみてもよいでしょう。
楽天証券のideco(イデコ)は商品が厳選されている
そもそも楽天証券のideco(イデコ)は、商品が他社に比べて32種類と少し少ないです。
商品数が劣っているとも思いましたが、FPの視点で商品の中身をみると、投資初心者が運用するには十分すぎる商品が用意されており、プロの目で商品を厳選されています。
ですので、楽天証券でideco(イデコ)をはじめる際は、基本的にどれを選んでも間違いはないでしょう。
前提としてコレを頭に入れて、商品の選び方をみていきましょう!
楽天証券のideco(イデコ)で選べる3つの商品の特徴
32商品というラインナップのうち、業界でもメジャーな「エース商品」については投資初心者であっても覚えておきたいところです。
まずは楽天証券が誇る3つの代表的な商品を抑えておきましょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
まずは「アメリカの株式」に投資する代表的なファンドですが、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」はその名の通り楽天投信投資顧問という楽天グループの運用会社が運用しており、別名「楽天・バンガード・ファンド」ともいいます。
世界的に有名なバンガード社が運用するETFを組み入れているため、実質的にはこのバンガードのETFを通してアメリカの主要な企業の株価に連動するようになっています。
AppleやGoogleなど世界的な企業が儲かるほど儲かるという仕組みですね。手数料である「信託報酬」も低く、iDeCoでなくても通常の投資商品として非常に人気の商品です。
たわらノーロード 日経225
「アセットマネジメントOne」という日本最大の運用会社が運用する「たわら」シリーズの中で日本の株価指数である「日経225」に連動するように作られた商品です。
日本で最も大きな運用会社の安心感と安定の低手数料が魅力で、投資先は日本の企業のみなので日本の成長に連動した資産成長が見込めます。海外に投資している商品は為替の影響を受けますが日本の企業であれば円高でも円安でも安定した値動きとなります。
セゾン資産形成の達人ファンド
かなり玄人に人気のセゾン投信です。これを目的に楽天証券を選ぶ人も多いほどファンの多いこの商品は、日本の株式も海外の株式も両方組み入れられており、国を問わず「上がる!」と見込んだ企業に投資を続けていきます。
その判断をしているのが「セゾン投信」という運用会社です。社長の中野晴啓氏は「積立王子」の愛称で親しまれるほどの長期投資に長けたファンドマネージャーです。
手数料は他の商品より高くなりますが、それでも「彼の運用に任せたい!」と思って選ぶファンが多いようです。
FPがオススメする年代別の商品の選び方と配分方法
さて、いよいよ年代ごとにおすすめの商品と運用比率を考えていきます。
一般的に資産のカテゴリは、
株式 | 高リスク高リターン |
REIT(不動産) | 中リスク中リターン |
債権 | 低リスク低リターン |
という前提を踏まえれば年代ごとにすべき選択肢のヒントになります。
自分の年代に合わせて是非参考にしてみてください!
30代は増やすことを優先した選び方
30代であればまだまだ資産はこれから増やさなければならないステージです。
「株式型」を中心に運用資産を選ぶことをオススメします。
「高リスク」のイメージがある株式資産ですが、運用期間が長ければ長いほど安定して利益が出るのが株式の特徴。
「得した!」「損した!」のイメージは実は短期での取引の話で、特にアメリカの株価は長期的に見れば上がり続けているのです。
- 30代オススメ構成
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド50%
- たわらノーロード 日経225:30%
- たわらノーロード国内債券:20%
40代のはバランスを重視した選び方
40代はまだ運用による利益は狙えるものの、ゴールである60歳も視野に入ってくるので少しずつ「守り」の資産である「債券」や「REIT」にシフトしていきながら30代で出した利益を確定させていきたいタイミングでもあります。
40代前半であれば少し株式型を増やしたり、40代後半であれば債券型を増やしたりと多少アレンジしてみても良いと思います。
- 40代オススメ構成
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド:30%
- 三井住友・DC日本リートインデックスファンド:20%
- たわらノーロード先進国債券:20%
- たわらノーロード国内債券:30%
50代の「守る」を優先した選び方
50代はゴール(受け取り)に向けてリスクを避けて金額を固めていくフェーズです。
特にサラリーマンの場合は定年後には収入が大きく下がるため、この段階で「もしも」の暴落などがあれば挽回のチャンスも少なくなりますので安定性重視で債券型の資産を活用していきましょう。
- 50代オススメ構成
- 三井住友・DC外国リートインデックスファンド:20%
- 三井住友・DC日本リートインデックスファンド:20%
- たわらノーロード先進国債券:30%
- たわらノーロード国内債券:30%
iDeCoとは別に運用している商品がある場合は被らないように調整
iDeCo以外で長期投資している商品がある場合はそちらとのバランスも注意する必要があります。
例えばつみたてNISAで米国株系の投資信託の積み立てをしている場合、iDeCoでも米国株ファンドを選ぶと資産全体の比重が偏ってしまいます。
「こっち系は別で持っているな」と感じたらiDeCoでは分散させて別の「持っていない商品」を組み入れるなど自分なりのアレンジをしてみることをオススメします。
楽天証券ではスマホサイトを毎月チェックしてみよう
運用商品が決まって拠出が開始されれば後は基本的にほったらかしで大丈夫なiDeCo。
でも楽天証券のiDeCoはその「管理のしやすさ」がピカイチです。
iDeCo専用アプリのようなものこそないものの、楽天証券にログインすれば他の商品と同じようにiDeCoの状況が確認できたり、商品の入れ替えも簡単です。
iDeCoを始めたら毎月スマホサイトで資産状況をチェックしていると老後資産がどんどん増えていく過程を楽しめますよ!
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