投資初心者必見!楽天証券のセキュリティ体制が大丈夫な理由
ネットで投資をする人が、二の足をふむポイントは「セキュリティ面」という人も多いのではないでしょうか?
特に、マウントゴックス事件やコインチェックのNEM流出問題など、ビットコインでの資金流出問題などを受けて「やっぱりネットにお金を預けるのって怖いんじゃないの?」という声が多く聞こえてきそうです。
では、ネット証券のセキュリティ面は大丈夫なのか?
今回は私が実際に取引している、楽天証券のセキュリティ面について確認してみることにしました。「セキュリティ怖い・・」と怯えている人は、仕組み部分から説明しているのでご覧ください。
証券会社に入れたお金がなくなることがない理由は、国の3つの制度にある
まず気になるのは「投資用にいれたお金ってなくならないの?」という点です。楽天証券に入れたお金がどのような形であれなくなる(盗まれる)なんてことはあるのか気になりますね。
早速答えですが、お金がなくなることはまずありえません。
楽天証券のみならず銀行も含め金融機関は、口座開設の段階でその人を特定する作業を行い、預けた金額をその人にひもづけて管理しているため、仮に楽天証券が持っている資産が盗まれたとしてもその顧客の資産が傷付くということはありません。
というのも、証券や銀行では、口座開設の段階で「証券保管振替機構(通称:ほふり)」という国の機関がその人を特定し、預けた証券をその人にひもづけて管理し、預金部分は証券会社が管理しています。
そのため仮に証券やお金がなくなったとしても、責任の所在がはっきりしているためこれらの機関が責任を負うことになるんですね!
例えば、仮想通貨のような場合は取引所は口座とその人の情報はひもづけますが、その人が何を持っているかは「ネット上で(管理者がなく)」保存しているだけで管理はされていません。
そういったパターンと比較すると「責任の所在がはっきりしている」ので、万が一の時に安心できる体制とわかりますね。
少なくともこれまでにさまざまな証券会社でそのようなハッキングが行われたことはないので、統計的な可能性としては0%となります。 家に置いとくよりはよっぽど安全ですねw
さらに言うと、証券会社が倒産したとしても顧客の資産は「投資者保護基金」という組織に守られているため資産がなくなるということはありません。
これらまとめると、下記3点により投資者の資産が守られていると御考え下さい。
- 口座開設時の個人情報の紐付け
- 証券保管振替機構(通称:ほふり)と株発行会社双方での管理
- 証券会社倒産時は、投資者保護基金が補填
はい。安心ですw
ネット証券が行っているセキュリティ体制について
これだけでも安心なのですが、さらに証券会社は証券会社で万全のセキュリティ体制を敷いております。
証券会社で行う、株やロボアドバイザーの取引等の情報は、すべて「暗号化」という仕組みが行われております。
超簡単に説明するとこういう暗号化はこういう感じです。
ですので、仮にハッキングして、サーバーの中身を確認したとしても、それを盗み見たり、書き換えたりということはできなくなっているということですね。
また、証券会社のウェブ上の接続については「https」という、最も安全なセキュリティの上に成り立っています。
基本的な(大手の)証券会社であれば「現在出来る最高峰のセキュリティ対策」を各社行っているといえるでしょう。
さらに不正にお金が流出したとしても、上で説明した投資者保護基金に守られているためお金は戻ってきます。
つまり証券会社の口座というのは国の制度と証券会社のセキュリティ努力により、「そもそも入ること(ハッキング)が出来ない、入ったとしても内容を解読できない、解読して盗んでも返金される」という、考えうる中で完璧なセキュリティの上に出来ています。
ビットコイン取引所のように法も整備されないうちに作られた、いわばちぐはぐのサービスとは歴史も規模も違いますのでその点は安心して取引してよいといえます。
ネット証券をする際に行っておくべき、自分でできるセキュリティ方法とは
もし不正にお金が流出しても返ってくるとはいえ、その手続きには時間も手間もかかりそうですし完全に自分の過失でトラブルが起きるということは避けたいものです。
証券に限らずですが、ネットでお金を扱う上で注意する点はどのあたりでしょうか?
簡単にできる2つのセキュリティ対策についてご紹介します。
パスワードをPC(スマホ)に記憶させない、簡単すぎるものにしない
自分の口座にログインするためにはIDとパスワードが必要になりますが、どちらもPC(ブラウザ)に記憶させている人をよく見かけます。
これは毎日使う上では非常に便利なのですが、せめてパスワードくらいは記憶させずに都度入力させるようにしましょう。
そのPCを使えばもちろん簡単にログインできるほか、スマホであれば共通のWi-Fi環境を利用しただけで盗むことが可能になります。
また、「111111」など簡単すぎるパスワードを設定していると簡単に予測できますので、パスワードは自分しか分からないアルファベットと数字の組み合わせにする癖をつけましょう。
ウイルスソフトをアップデートする
また、ログインにいたらなくても、PCがウイルスに感染して保存しているIDとパスワードが流出したりという可能性もあります。
まったくウイルスソフトを入れていないのは証券会社以前にPCを使う上で危険ですので、無料でもウイルス対策ソフトを導入しましょう。
楽天証券のセキュリティは他の証券会社と比較して安心といえる2つの理由
では、私が使用してより楽天証券のセキュリティ面はどうなのか?
調べてみると、他の証券会社と比較しても「かなり力を入れている」という風に感じました!
やはり顧客数(預かり資産)が増えれば増えるほど金融機関のセキュリティに対する意識・取り組みは高くなるので、ネット証券トップクラスのSBI証券や楽天証券はセキュリティにおいてもトップクラスです。
特に2つの部分でしっかり管理していると思ったのでご紹介します。
個人情報の厳重管理
楽天証券では、個人情報を扱う場所においては権限のある人しかその場所に入れない他、利用者や操作内容を全て記録し、監視カメラまで設置しているらしいです。
金融機関として厳重管理は当たり前とは言え、ネット証券の場合はここまで行っているイメージはありませんでした。
障害情報の開示
システムの常時監視はもちろんですが、それでも起きてしまうシステム障害。
正直、これがおきると致命的なので隠したくなる気持ちはあるかと思いますが、楽天証券ではすでに起きたシステム障害を全てをこちらのページで開示しています。
いつ何がどういう原因で起きたのか把握できるため、例えば自分がよく使うサービスでしょっちゅう障害が起きるのであれば別の証券会社を選ぶなどといった選択肢もありますね。(ちなみに楽天証券はFXでけっこう障害が起きていますw)
ちなみに、他の証券会社も色々とウォッチしていましたが、楽天証券とSBI証券はこのシステム障害が少なく致命的なミスといのも少ないように感じました!
こういう障害がすくない証券会社だと安心して取引できると思うので、そういう証券会社の選び方をしてもいいのではと思います。
楽天証券のセキュリティは安心だが自己管理を怠るなかれ
まとめると、楽天証券においてはセキュリティの面はもちろん、システム的にも安定した証券会社といえることが出来そうです。
ただ、証券会社が守ってくれるとはいえPCそのものであったりアカウントのっとりのリスクは自分でセキュリティを高めるしかありません。
万全のセキュリティ対策をおこない、安心して取引を行いましょう!
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